とにかく好き!って言いたい星人

〜これが好き!ここがすごい!あれも素敵!と、とにかく言いたい星人の私〜

宇多田ちゃんはこの世の女神様

 

私が小学3年生の時に、宇多田ヒカルちゃんのあの伝説のアルバム「First Love」が発売され

家で内職をしていた母親の部屋でずーっと流れていた思い出が今も深く残っている。

 

小学生ながらに、なんて魅力的な歌なんだろう、と言葉にできなくても感覚的に凄さは感じていた気がします。

 

それから新曲が出ればかかさず聴いていて、ファンと名乗るにはファンの方々に申し訳ないくらいの関わり合い方ではあったかもしれないけれど

でも宇多田ちゃんの音楽活動をずっと聴かせてもらってきた。

 

いつか生で宇多田ちゃんの歌声をこの耳できいてみたいな。

そんなことをふんわり心の中でずっと思っていた時。

 

音楽活動のお休みを経て、アルバムをリリースしてくれて、しかもライブツアーまで開催してくれるという朗報が飛び込んできた。

 

このタイミングしかない!ってな想いで

どうせ当たらないだろう、なんて思いながら一枚チケットを申し込んだ。

 

欲が変になかったのが良かったのか。

 

まさかのアリーナ席が当たった。

 

このありがたい一席を大事にしなければいけない、という使命感みたいなものを抱きながら観に行った。

 

 

もう未だに忘れもしない。

一曲目、特別な演出もない至極シンプルなライトを背中に浴びながら

 

「あなた」の一節目、イントロなしで宇多田ちゃんのボーカルオンリーの

 

あなーたー、♪の、

 

が私の耳に届いた瞬間、

 

涙腺崩壊

ダム決壊

止めること無駄の如し

 

ってな具合に、もう瞬間大号泣で

涙があふれてあふれて、もう止まらなくてヤバかった。

 

あの時の自分に起こった感覚は、本当にことばにはできない。

 

感動とか、そんなものも超越して

 

うわぁ、宇多田ちゃんだ、本物の宇多田ちゃんだ、、、

 

と、じわじわ実感が広がっていく感じで。

 

結婚も、出産も、離婚も、病気も、お母様のことも、

すべてを乗り越えて、

宇多田ちゃんが今ここで、歌ってくれている、

ステージに立って歌ってくれている、、、

 

その、なんて尊きことか

 

だって、もう嫌だ!って、

諦めたって投げ出したっていいのに。

 

それぜーんぶひっくるめて抱き締めて、

私たちの前に立って歌って届けてくれる宇多田ちゃん。

 

 

すごいよ(;_;)

 

 

ずっと聴きたかった生の宇多田ちゃんの歌声は

うまいとか、音を外さないとか、そんなスキルどうこうの次元じゃなくて

もう本当に綺麗で美しくって素敵な音でした。

 

ステージ上では圧倒的な存在感で、絶対的なシンガーなのに

MCになると、小さい女の子みたいに、自信なさげにたどたどしくお話してくれて

 

「こうやってライブで生で歌うってことによって

改めて私ってどうしてこんな難しい曲ばっかり作っちゃったんだろうって

 

と言っていたのが今でもすっごい記憶に残っています。

宇多田ちゃんでもそうやって思うんだ!って、可愛らしくて愛おしく思っちゃいました。

 

そしてライブ中盤。

 

モニターには宇多田ちゃんと又吉さんの対談VTRが流れ始め

私は姿を消した宇多田ちゃんに「あ、もしかして衣装替えでもしてるのかな?^^」と次に出てくる姿を想像しながら楽しみにしていました。

 

すると、

 

急に後方からきゃー!と小さく歓声があがって、ん?と思いふとそちらに視線を移した。

 

ら。

 

ほんの数メートル先の通路をスタッフさんと一緒に移動する宇多田ちゃんが!!!

 

(って今文字打ちながら思い出して鳥肌立ったわい)

 

本当に人間びっくりすると声って出ないものなんですね。

嘘、うそうそうそ!?

っと思っているうちに、暗闇の中、小さめの中央ステージに上がっていく宇多田ちゃん。

 

そしてVTRが終わり、そのステージにパッとライトが点くと

「誓い」のイントロが流れ始めます。

 

ハァぁああああ誓いだぁああああ!と興奮しているのも束の間

歌いながら、回転するステージでゆっくりと宇多田ちゃんのご尊顔が私の方を向きました。

 

 

ああ、、、

 

本物の、女神様だ、、、

 

宇多田ちゃんって、この世の女神様だったんだ、、、

 

 

私、いつの間にか無意識のうちに胸の前でお祈りのポーズ取ってました。

 

まさしくこんな感じ

 

すごい近くて、本当に近くて、

ライトを浴びながら、目を逸らさずに真っ直ぐに歌う宇多田ちゃんはまさしくこの世の女神様でした。

 

近距離で見れた宇多田ちゃんの実体感が本当に人間離れした美しさで

なんていうか、神社とかお寺とか行った時のそこだけ空気が違うのを感じる

言葉にできない「あ、ここは普段私たちがいるところとはちょっと違うんだ」って肌感で分かる神聖な領域というか

 

淀みも濁りも一切なくて、澄み切っていて

でもちょっと陰りがあって孤高で切なそうで

この世のものとは思えない美しさと儚さが同居してて。

 

あんな気持ちになったのは生まれて初めてでした。

 

本当の美しさって

こういう存在の人のことをいうんだなって思いました。

 

人を見て、こんなに美しいと感じたのは、生まれて初めてでした。

 

 

結局ライブは多分2時間くらいあったのかな?と思うんですが

本当に体感【秒】でした。

 

私、ライブって視覚的にも楽しめる要素がないと

(ダンスとか照明とか特効とか)

正直な話、好きなアーティストさんでもちょっと途中で集中力切れちゃって現実に戻っちゃう時間とかが何回か起こっちゃうんですけど。

 

宇多田ちゃんのライブはそういうのが一切なくて。

本当に開演中、ずーーーーーーーーーーーーーーーっと泣いてました。

2時間泣きっぱなし。干からびてまう。(マジで泣きすぎ)

 

でもハンカチで涙と鼻水を一生懸命拭いながら、

私も全身全霊で宇多田ちゃんの声とパフォーマンスを受け止めて

一秒たりとも無駄にするもんか!って気持ちで、挑んでました。

 

だって宇多田ちゃんがそれくらい全てで伝えてくれてるから

私も全身全霊で受け止めなくっちゃ!って。

目も耳も感覚すべてで持って帰りたくて、必死に聞き入りました。

 

 

ライブ終了後は、もう気抜け状態で(泣きすぎ&感覚刺激受けすぎ)

魂抜かれたように、うまく体に力が入らないくらいだったんですが

でも心地のいい倦怠感でした。

 

そしてこの何やら言葉にできない素敵な感情と感動をくれた宇多田ちゃんに、私も何かお返しがしたいよ!

ありがとう〜って。本当に歌う姿を見せて届けてくれてありがとう〜って伝えたいよ!

って心の底から思って、

そんな思いをどうやったら昇華できるだろうと考えあぐねた結果、

 

グッズ売り場に走ってました。

 

元々Tシャツとか何個か買ってはいたんですが

「こんなもんで足りるか!」みたいな感じで追加で家族へのお土産も込めて

たくさん買って帰りました。

 

私ができることなんて、本当にこんな微々たるグッズ代を出すことくらいしかないし、思いつかなかったけど。

 

でも、またこれで素敵な曲を作る材料費にしてくれたら嬉しいななんて思いながら

喜んでお金出して帰りました。

 

2018年に開催されたライブツアーなので、もう4年も前になるのに、あの神々しい宇多田ちゃんの姿は色褪せることなく

今も私の心の中の大切な宝箱の中に存在してくれています。

 

どんなことがあっても、曲を作り歌を歌うことを止めず

ずっと発信してくれているありがたさに、胸がいっぱいです。

(しかもお子さん育てながらだよ宇多田ちゃんが母ちゃんってマジかよあの歌声を持つ女神様な母ちゃんとかマジかよ…)

 

 

 

私はこの日以来、宇多田ちゃんの姿を見ると

不思議と愛おしい気持ちになるようになってしまいました。

 

「あぁ、宇多田ちゃんだ」と初めてこの目に彼女が映った時の感覚が瞬時に蘇って

とっても心が愛でいっぱいで嬉しくなるのです。

 

そしてノンバイナリーであることも公表されていましたね。

 

どんな宇多田ちゃんも、ただ宇多田ちゃんが宇多田ちゃんとしてこの世に存在して

笑って生きててくれてたら、それだけで最高じゃないか!と

誰目線やねん的な感じですが。そう思いました。

 

素敵なお名前の通り、誰かの光としてこれからも存在し続けてくれる方なんですね。

そしてその為には、陰と陽があるようにちゃんと暗い陰も知っていなきゃいけないんですね。

だから辛くて苦しいこともどんな色んなことがあっても

彼女は光で在り続けられるんですね。

 

すごいや(;_;)グスン

 

宇多田ちゃん、ずっとずっと届け続けてくれて本当にありがとう _