とにかく好き!って言いたい星人

〜これが好き!ここがすごい!あれも素敵!と、とにかく言いたい星人の私〜

本当の自分を出すことの恐れからの一歩

以前、自分のYoutubeチャンネル用の動画を作成し、その途中で自らの不手際にて映像が全て消えるという白目事件の顛末を衝動的にブログに書きました。

 

hohonohoppeta.hatenablog.com

 

そんなこんなでいろいろあり、作るのに2ヶ月もかかってしまった動画も無事、完成しました!!

 

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今回の動画で初めて自分の声で実際に喋って動画を撮影し、作ってみました。

今までも本当はそういう形で発信したかったのですが、自分の低い声や舌ったらずな喋り方があまりにもコンプレックスすぎて、そんな自分を出すことが苦痛すぎてその形をとれないでいました。なのでずっと無声で字幕だけをつけた動画を発信していました。

 

でもやっぱり自分の声で自分の感情を乗せて感想を言いたい。伝えたい!

自分にとっては自分の声をこの世に出す、ということが恐怖で

自分の声を変って言われるんじゃないか、聞き取りづらいと言われるんじゃないか、と

やる前からネガティブな妄想で埋め尽くされ、不安で怖くてしょうがなかったです。

 

だけど、結局やってみたところ、前の自分が出していた形よりも今の方法をとったものの方が個人的には納得できたし、気に入ることができて、「やれて良かった、出せて良かった」と思えました。

そんな自分に嬉しくも思えました。

 

しかし私も人間なので、やっぱり評価が気になります…どれだけの人が見てくれて、どれだけの人がいいねしてくれてるのかな…と毎日結果を覗きに行ってしまう…

 

そしてその数に振り回され、もやもやとする日々…おかしいな…何だか自分の中で新しいものが始まるような感じがしてすっごくワクワクしていたのに…こんな風になるために、私は新しい形を選んだわけじゃないのに…なのに、どうしたって気持ちがジメジメする、メソメソしてしまう…

 

そんな時、錦織圭選手が久しぶりの試合復帰を果たしました。

 

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何度も繰り返される怪我と付き合い、それでもテニスが好き、テニスがしたい、と日々奮闘している圭くん。

 

今回の試合は勝利を収めることができませんでしたが、こちらの投稿された動画に対しての温かいコメントの数々に、私が感動してしまいました。

英語でも日本語でも、たくさんの祝福コメントです。

 

「錦織選手のプレーが見れるだけで幸せです」「結果はどうあれ、ずっと待ってたよ!」「戻ってきてくれてありがとう!」「Happy to see Kei is back.」

 

本人は、やっぱり試合をやるからにはもちろん勝利を収めるべく挑む訳ですが、

見ているこちらからしたら、勝敗云々ではなく、コートに立っている、試合をしてくれている、テニスをしてくれている、その姿を見せてくれている、

それだけでなんて尊くて、幸せで、素晴らしいことか!!

 

そして、真の見つめるべきところはもしかしてそういうところなのかもしれない、とも思いました。やっぱり勝敗や、どれだけの人に見てもらっているか、フォロワーの数、いいねの数、そういった目に見える明白なもの、そういったもので自分を測る、そういう側面もあっていい。

 

だけど、自分が何かをやった、行動した、という事実だけで世界のどこかで誰かが喜んでいる、という自分には直接は見えないけれど、だからこそその人に届いた嬉しさの濃度みたいなものに目を向けることができたら。

本当はそれだけでいいのかもしれない。

 

何だかそんなことを思って、そして私の脳内では藤井風さんの楽曲「workin hard」の歌詞の一節「結果なんぞかったりーわ」が思い出されました。

戦うのはか弱い己自身さ、と軽快に歌ってくれる彼の真っ直ぐさに救われたりして…

 

小さい頃から、学校のクラスの中で採用されてた多数決。

やっぱり数が多い方の意見が採用されて、自分の中で「やっぱり数が多い方が認められる。少ない方は認められない。」という意識も少なからずあるのかもしれない。

多い方がいいこと、少ないのは良くないこと、みたいな変な方程式、もうそろそろさよならしたいな、と思いつつ、自然に手離れていくのをゆっくり時間をかけて見守るしかないのだな、とも。

 

いつだって自分を幸せにしてくれるのも、悲しい思いにさせてくれるのも、自分自身なのだなぁと思いました。