先日、ジブリパーク内の一つのエリアである
「どんどこ森」エリアへついに行ってきました。
奇跡的に取れたチケットを手に、トトロに会いに行ってきました！
宮崎駿監督に救われて、日々作品や
宮崎監督の言葉に影響され生きてきた私にとって
もう感慨深い想いしかなく、大満喫してきました。
まずどんどこ森へ向かう途中で
必ず立ち寄りたかったのがこちら！！
千と千尋に出てくる石人です🌸
こちら双面になっていて
あの不気味さをそのまま見ることができる、最高のスポットの一つですね。
公園内にあるのでチケットがなくても誰でも見ることができます。
しかし、こういうフォトスポットに足を運ぶと
本当に皆さん誰が何を言わなくても譲り合いの精神で
1人ずつ並んで撮影して次の方へ、となっている現場だったので
なんかやっぱり良いなぁと、心ほっこりしてしまいました＾＾
私が行った時は午前中だったので人もまばらで
撮影しやすく、気兼ねなく見ることもできてよかったです。
この赤い門をくぐったら、何かまた一つ違う世界の中に
自分が入って行った感覚がして
たまらないのですよ〜＾＾ホクホク♪
この日は曇天で、あまり日が差し込むことがなく
風が心地よく吹いているお天気だったので
移動は歩いて（約30分くらい）どんどこ森まで行きました。
途中、グネグネの歩道を歩いていくのですが
紅葉している森の中は、本当に最高に良い匂いがしていました。
前日、一日中雨が降っていたので
その雨粒で濡れた葉っぱや木々の匂いが
自然な呼吸のタイミングで自分の身体の中に浸透してきてくれるのですが
それがもぉ〜〜たまらなく…最高…癒される…
周りに誰もお客さんがいらっしゃらないを確認してから
つけていたマスクを外して名一杯クンカクンカしながら移動しました。
足腰悪くされていない方で
自然の中を歩いていくのが好きな方は
無料の園内バスもありますが、是非歩いて行かれることをお勧めいたします🌸
本当にそれこそ「となりのトトロ」の世界観の中に
足を一歩踏み入れて
まさしく今少しずつその世界の中に近づいて行っているんだ、という
ワクワク感のボルテージが徐々に上がっていく感じが
もう本当に最高なのです………。
そしてそんな森林浴を楽しんでいたら
疲れなんて感じる暇もなく、あっという間にエリアに到着。
私はジブリパーク開園前に
一度サツキとメイの家は来たことがあったので
それ以来ぶり、2度目になります。
久しぶりの草壁家への訪問。
一度来たことがあるのに、やっぱり楽しめてしまう草壁家。
昭和時代へのタイムスリップです。
おうちの中にあるものは基本的に禁止されているところ以外は
全て触れることが許されています。
箪笥の中、サツキがお母さんにお手紙を書いていた机の引き出し中。
サツキが朝ごはんとお弁当を作ってくれるあの台所。
（スタジオジブリさんの公式サイトより）
宝物探しをするみたいなワクワクする気持ちで
一つ一つゆっくり見て回りました。
大きな箪笥の引き出しからは脱臭剤の独特なツンとした香りして
もう今はない私のおばあちゃん家の引き出しと同じ匂いがして
心も郷愁の想いでツンとなりました。
懐かしい。
重厚感があって滑りが良くないから
子供の私が引くのはいつも難しかったなぁとか、思い出し。
サツキの引き出しの中には懐かしいモールが！！
（今の子モールって分かるんかな…）
これ、小学生の頃、なんか分からないけど好きで
お小遣いで色んな色のものを買ったりしていたなぁ。
可愛い柄のお手玉も三つ入っていました。
お手玉も、私は上手にできなかったけど姉と母はいつも綺麗に
やっているのを羨ましく見ていたっけ。
草壁家の優しいお父さんのお部屋も
考古学の教授らしい、資料や土偶などかなりの物質量が
お部屋全体に雑然と積み上げられていて
この空間の中に
「お父さん お花屋さんね」と可愛い娘ちゃんがお花を持ってきたら
そりゃお父さんはあんな表情になるよなあとか。
ニヤニヤ、ニマニマ、しながら見て回りました。
一緒に行った母が
「なんか変わったお家で面白いよねぇ」というので
私、思わずドヤ顔で「元々結核患者さんのための別荘だったんだよ」と説明。
こういうことを知っていると、より楽しめて味わえるところが
またたまらないですね。
そして私が見て胸がギュッとなったのがこちら。
劇中で「草壁さ〜ん電報です〜草壁さ〜ん」の時に
パッと映るこの水彩画セット。
あの一瞬のシーンがたまらなく好きだったので
その一場面も、感じることができて嬉しかったので思わずパシャリ。
本当に隅々まで抜かりがないです。
歩いて、よく見て回って
「あ！こんなところにこんなものがある！」となるのが
本当に楽しいところ。
そして私が一つ、以前来た時との違いを感じてすごいな、と思ったところが
前回は約5年前になるのですが、その時は
確か時間制限があったと思うんですよね。
例えば朝10時に入場したら11時には退場の案内がされて
次の入場回にお客さんが入る少しの時間内の間に
スタッフさんがバラバラになった小物などを
所定の場所に戻したり、修正したり、直されたりとかしていて
「うわぁこれ毎回やってらっしゃるんだ、すごいな大変そうだな」って
その場を後にしながら目に映った記憶があるのですが…
今では1時間ごとにお客さんは入ってきますが
特に退場の案内もされず、区切りみたいな時間がないのです。
ってことは、静かにこちらを見てくださっているスタッフさん達って
私たちがどれだけ自由に見ていても
とにかく見守るというスタンスのままでいてくれて
物凄い量ある小物たちを、最後の最後に全部修正して
無くなったものがないか、とかそういうチェックも
私たちが去った後に全部回してくれているのかな？なんて思うと
こちら側に委ねてくれている比重が以前よりも多く増した気がして
それってリスキーで大変で
すごいことなんじゃなかろうか…？と思いました。
だって引き出しの中とか、細部に至る物の量が本当にすごいんですよ。
すごい量あるんです、本当に！
これ、きっと一つずつ毎回あるかどうかチェックされたり
お掃除したり、そのメンテナンスに割く時間…って想像するだけで
面倒くさがりな私は白目になっちゃう(°_°)
けど……
そういうこと、一つ一つきっとやってらっしゃるんだろうなと思うと
改めて脱帽するしかなかったです。
面倒臭いこと全部請け負ってやるんだ！っていう
そういうところがやっぱり他と一線置いて
絶対的に違うところなんじゃないかなと思えてなりませんでした。
そしてその後はトトロの例のあの大きなオブジェへ！！！！
何回もテレビの映像で見た、あの笠を被った可愛いトトロを見てきました。
あのトトロ、近くに行くと
ヒノキのとっても良い香りがするんですよ〜！
はああって、思わず良いため息が漏れちゃうくらい
心がふにゃっとなるような素敵な匂いがするんです。
良いなあ、私も中に入りた〜いって自分の重ねた年齢を思わず悔やみつつ。
でもやっぱり「子供限定」っていう制約が私はとっても大好きです。
誰でも良い訳じゃない、子供だけなんだよっていうのが
そこを崩さないでいてくれるその姿勢が私はやっぱり大好きです＾＾
こちらも石人と同じく双面になっていました〜🌸
そしてこのトトロ、よくよくじーっと見ると
私「トトロの鼻の穴までちゃんとある…」
思わず口に出して呟いてしまっていたら
近くにいらしたスタッフさんがクスクス笑ってくださいました。
下から見るとちゃんと鼻の穴のところがぽこっと凹んでるんです。
すごい〜やっぱり抜かりがない〜そういうところが本当に素敵だ〜と
マスクの下で口がぽかんとなりながらじーっと思わず見てしまいました。
このジブリパークでしかこんな表情のトトロは見ることができないので
是非是非貴重なトトロをたくさんの方に見てほしいな、と
お前誰目線やねん的思考にやっぱりなってしまいました。
そして「はぁ〜楽しかったね〜よかったね〜」と
どんどこ森から下りてきて
是非とも見ていただきたいと思ったのが
一面に広がる日本庭園です。
こちらはジブリパークができる以前から
モリコロパークの中にあった場所なんですが
まぁ〜この庭園が本当に素敵なんですよ…。
どんどこ森エリアのお隣にあるこの庭園が
日本の自然美を感じられる場所になっているのが
「となりのトトロ」が昭和時代を生きている作品なので
その地続きになっているように感じられてたまらなく良いのです…！
自然も川も緑も大好きな私にとっては大興奮の
トトロもびっくり鼻の穴おっぴろげスポットなのです。
（言い方よ）
川の水が流れていくのをずっと見ていられる選手権があれば
私は首位を獲得できるんじゃねぇかという訳分からん自信があります。
それくらいお水が自然に流れていくのを見るが大好きなのです…
曇っていたので晴れ間がなくて光がいまいち分かりにくいかもしれませんが
細い経路をのんびり歩いているだけで
本当に心地が良くなる素敵な場所なんです。
草壁家とトトロに会いに行った帰りは
一度こちらも歩いていただきたいと願ってしまう
そんな素敵な場所の一つです。
そしてそして、
その日本庭園の隣には「香流亭（かなれてい）」というお茶室もあるのです！！
なんということでしょう！
もちろん行ってきました！！
もォ〜〜〜〜〜〜このお抹茶が脳天ぶっ飛ぶくらい美味しすぎて
宇宙に飛ばされるかと思った。
小学生の頃に社会見学で
お座敷体験をしたことがあって、その時に初めてお抹茶を呑んだんですけど
私大好きなんですよね、お抹茶…
他のみんなは「ウェええ」ってなってたけど…
すんげぇ美味しいじゃん…お抹茶…
器も素敵で、人肌に温かくて
まるで赤ちゃんのほっぺたを包むみたいに両掌で触れるように持ってるだけで
なんという多幸感。
口に含むとその繊細なお味と上品さに思わず瞳を閉じてしまう。
平井堅もびっくりなほど閉じて仰いでしまう。（ネタが古いか）
立礼席（※四季折々のお床を拝見しながら気軽にお菓子と抹茶で一服することができる椅子席の茶席）から
また先ほどの日本庭園が広がって見えて
何だか遠いところまで旅行しに来たような
別世界感があって、私はすごい好きでたまらない気持ちになりました。
今はまっくろくろすけのおはぎが
限定30セット販売されているようでその張り紙を見て
「きゃ〜！！！食べたい〜〜！！！」ってなったんですが
私は行った頃にはもうすでに完売だそうで、ありつけませんでした。残念…。
一緒に行った母もすごく気に入っていて
「また来よう！絶対来よう！！」っと言っていました。
こちらの日本庭園もお茶室も公園内の施設なので
チケットない方でももちろん利用することができます。
是非ご興味のある方は
素敵な本当に美味しいお抹茶呑んで
私みたいに平井堅になりましょう。瞳を閉じちゃいましょう。
🌱
今回のどんどこ森エリアに足を運ぶ前に
色んな事前情報番組や、取材記事などを読んで
どういう風に施設が作られ、どういう考えが元にあったのか
自分の中にある程度そういった情報を落とし込んでから行ってみましたが
やはり他の施設やテーマパークとはまるで別の作り方や思想を感じ
私個人的には
スタジオジブリさんの映画から派生されているものを肌で感じることができて
とても嬉しかったですし
やっぱりすごいなぁという一言の感想に尽きました。
まだオープンしたてで
現場のスタッフさんも模索しながら
何が正解か、日々少しずつ作り上げていってらっしゃるのではないかなと
いうことも感じたので
きっとこれから何年も掛けて
もっともっとより良いジブリパークができていくと思いますし
きっと一生「完成」することはなく
もっともっと良くなるし良くしたい、という向上精神が
終わることはない人たちがこれからも携わって
作り上げていってくださるんじゃないかなと思いました。
私は愛知県民で、ジブリパークへは
車で15分という好立地に住んでいるので
宮崎駿監督大好きな私としては
これからも、足繁く通いたい大事な場所の一つとして
ずっと私の中に在り続けるのだと思いました。
「こういう場所はなかなかないなぁ」という感想を抱いたのですが
それは宮崎監督の作品を見た時の
「こんな作品は一つとして他にないなぁ」と同じだなと思ったら
何だか嬉しくてふふっと笑ってしまいました。
今月は念願のジブリの大倉庫にも行く予定があるので
またその時は大興奮大感想記事を改めて書きたいと思っています。
書いていたら想いが溢れてすごく長文になってしまって
気づいたら2時間かかっていました。
長く目を通してここまで見てくださって
本当にありがとうございました🌸
